買い手に希望を与える市場も、NWMLSブローカーは一時的ではとの見方
NWMLSの最新レポートには、住宅購入希望者にとっていくつか朗報があるかもしれない。6月末時点の売り出し中物件6,358戸は、買い手が6,505戸の物件から選択できた11月以降で最高水準に到達。先月追加された新規登録物件数は、17ヶ月で最多となった (先月13,111戸に対し2019年11月末は14,689戸)。
3郡地域については、戸建て住宅とコンドミニアムの売り出し中物件の総戸数が5月から14.5%増加。NWMLSがサービスを提供する全26郡を対象としたレポートによると、システム全体の在庫は前月比で14.9%改善した。
Village Homes and Properties のオーナーでブローカーの Dean Rebhuhn氏は、新規登録物件がわずかに増加したことは買い手にとって朗報だと同意しつつも、楽観論は抑え気味だ。「低在庫と高需要が、低金利と相まって市場に拍車をかけ続けている」と同氏は述べた。
他の業界アナリストたちは、ワシントン州がコロナ関連の厳しい規制をいくつか解除したことで活発な販売が行われていることを理由に、在庫の増加は長続きしないのではと語る。
NWMLSの最新レポートによると、売り出し中物件は前年比で34%以上減少し、エリア全体の供給は約2週間分 (0.58ヶ月分) にすぎない。先月は、2020年7月以来初めて前年比の減少率が40%を下回る月となった。
Snohomish郡の在庫は2020年6月から44%以上減少し、在庫はわずか10日分 (0.35ヶ月分) と、NWMLSがサービスを提供するすべての郡の中で最低となった。
「地域の住宅市場は、手頃な中価格帯物件は実質的な完売状態で、一部の高級住宅市場にさえもこの状況が及んでいる」とJohn L. Scott Real Estate 会長兼 CEOの J. Lennox Scott 氏は語る。「そのため新たな中古物件が市場に出てくるたびに特別な注目が集まる」と同氏は述べた。
先月の統計データを価格帯別に分析すると、Scott氏の指摘内容がよく分かる。6月のリスティング物件のうち、提示価格が$400,000未満だったのは23%に満たない。在庫の約3分の1は $800,000以上で登録されていた。
ブローカーが報告した6月の販売件数は10,923戸で、2020年6月から31.4%増加、5月の9,374戸から16.5%増加した。戸建て住宅とコンドミニアムを含む先月の販売件数の価格は、2020年6月から27%近く伸び$465,000から$589,000に上昇した。
戸建て住宅部門は、販売の約86%を占める。同部門の販売件数9,417戸の価格中央値は$611,000で、2020年6月の$480,950を27%上回った。
ミレニアル世代にとって全米で最高の場所
ワシントン州は、最大の人口割合を占めるミレニアル世代にとって、米国で最高の場所である。これはパーソナルファイナンス情報サイト WalletHub の新たな調査結果によるものだ。WalletHub は、50州およびコロンビア特別区を対象に、ミレニアル世代の人口割合、失業率、投票率など34項目にわたる主要指標で比較し、同世代が活躍または苦戦している地域を特定した。今回の調査では、「ミレニアル世代」は1981年から1996年までに生まれた人と定義された。調査によると、指標を集計して他州と比較したところ、ワシントン州は最も高い総合スコアを獲得した。個別の分野では、ワシントン州はミレニアル世代の値ごろ感でも1位となり、ミレニアル層の経済的健全性では2位、ミレニアル世代の最高平均収入では3位についた。
Breakouts! – Residential SOLD Average
中古住宅販売成約指数(PHSI)
4月の住宅販売契約件数は多くの人を不安にさせた。春市場のハイライトであるはずだったこの数字は前月から4.4%減少し、全米リアルター協会 (NAR) の中古住宅販売成約指数 (PHSI) は20年前の基準値100に近づいた。
数値は今月も予想を大きく外れたが、業界の反応はおそらくかなり異なる。
中古の戸建て住宅、タウンハウス、コンドミニアム、アパートの購入契約数に基づくこの指数は、114.7に達した。NARによると、これは5月としては2005年5月以降で最高の数値となる。この指数は先行指標であり、今後1〜2ヶ月の中古住宅販売を予測することが期待されている。
Gina Brown (NMLS#115337)
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