2021年9月発行

8月の住宅販売は季節的な鈍化パターンを踏襲、NWMLSブローカーが報告

NWMLSの最新統計データを集計する担当者の見解によれば、例年において8月は住宅販売が落ち込む時期であり、今年も同様だったとのこと。7月と8月の数値を比較すると、新規登録物件、総在庫数、 販売契約件数、販売件数、価格中央値が、前月比で減少していた。
8月に新たに売り出された戸建て住宅とコンドミニアムを含む新規登録物件は、7月と比べ11.5%減と、1年前の時点での4.2%減と共に減少傾向となった。26郡の総在庫数も減少気味で、7月は約6.6%減、去年と同じ時期に比べ、22.6%近く減少した。また、月末時点の売り出し中物件は7,425戸で、去年の9,591戸から比べると減少している。
売買価格も8月は沈静化の兆しが見られた。8月販売件数10,571戸の中央価格帯は$579,000で、前月の7月から1万ドル下落したが、去年同時期の$490,000よりは約18.2%も上昇している。しかし、この上昇率も今年2月の約15%高に続き、今年2番目に小さい上げ幅だった。
Windermere Real EstateのチーフエコノミストであるMatthew Gardner氏は、価格の冷え込みが見えてきたと示唆した。同氏は、 今後の動向を見る先行指標として、新しく提示される販売価格を参考にしていると語った。「King郡では、販売価格の中央値が、7月の$740,000から8月には$729,000に下がった。中央価格帯が前月比で小幅に下落したのはこのためだ。これは価格が頭打ちしているためであり、これから年末にかけて、住宅価格の異常な高騰は沈静化が続くと私は考えている」と同氏は述べた。
NWMLSの数字によると、8月末時点の在庫は約3週間分 (0.70ヶ月分) だった。Clark郡、King郡、Kitsap郡、Lewis郡、Mason郡、Pierce郡、Snohomish郡およびThurston郡では、在庫は約3週間分しかなく、そのうちSnohomish郡は最も少ない約2週間分 (0.49ヶ月分) だった。
John L. Scott Real Estateの会長兼CEOであるJ. Lennox Scott氏は「Puget Sound地域の不動産市場は、歴史的な低金利による旺盛な買い手需要と、まだ住宅を探している買い手が多数残っていることから、8月も引き続き極端な状況が続いた」と述べた。
Scott氏は「年明けに向けて、Puget Sound地域では、それぞれの新規登録物件に対する住宅市場の競争が再び激化し始めるだろう」との見通しを示した。

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シアトル都市圏の人口増加

国勢調査の新たなデータよると、シアトルは、過去10年間に10万人以上増加したアメリカの14都市のひとつだった。
アメリカの人口増加は、大都市圏では人口の多様化で加速した一方、地方の人口は大きく減少した。ある指標によると、ワシントン州は、国内の他のどの州よりも多様化が進み、増加のペースが早い。King郡では、過去10年間で33万8,000人以上が増加して総人口は226万9,675人。Pierce郡、King郡、Snohomish郡のすべてを含むシアトル都市圏は、総人口401万8,762人で、全米で15番目の規模となった。 8月に発表された国勢調査のデータによると、King郡南部のKent市は、全米で最も急速に成長している10都市のひとつだった。King郡の人口増加率は17.5% 、Snohomish郡は16.1% 、Pierce郡は15.8% だった。


Breakouts! – Residential SOLD Average

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住宅市場はやや冷え込み始めの兆し

中古住宅販売は、4ヶ月間の落ち込みを経て、この2ヶ月間で増加したものの、秋から冬の低迷期を迎えるにあたり販売見通しはパッとしない。全米リアルター協会(NAR) によると、7月の住宅販売契約件数は、6月の1.9 % の減少に続き小幅に減少した。中古住宅販売の先行指標である中古住宅販売成約指数(PHSI)は、6月の水準から1.8% 低下して110.7となった。NARのチーフエコノミストであるLawrence Yun氏は「市場はやや冷え込み始めているかもしれないが、現時点では、購入希望者の需要を満たすだけの供給がない。とはいえ、在庫は徐々に増加しており、住宅購入者の選択肢は今後数ヶ月間で増え始めるはずだ」と語った。

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Gina Brown (NMLS#115337)
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